'24/08/08(木)

 アイドルが、AV女優になった。

 ありふれた話だ。でもショックだった。芸能界に疎いため、アイドルとしてまあまあ見知った顔の人がAV女優としてデビューするというのはこれまで生きてきて初めてだった。

 私はもっと下衆な人間だと思ってた。知り合いがAVに出てたら怖いもの見たさで見るだろうと思っていた。でも知り合いですらない一方的に知っているだけの人でも、本編なんか見たくないしサンプル動画もとても再生できない。サンプルは直接的な性行為の場面はないと教えてもらっても、それでも見れない。

 人の職業選択にわーわー言ってショックを受けて、なんて勝手なんだろう。もう成人していて、とっくに自分のことを自分で決められるはずなのに、その選択を祝福してあげられない。彼女は私からの祝福なんて別に求めてないだろうに、祝福してあげられないとか、本当に何様なのか。

 それまでのキャリアを鑑みるに、どうしてもAV女優をやりたかったがゆえの選択であろうとは思えないことが、社会的な構造に絡め取られてしまっているように見えてやるせない。これも全部想像で、余計なお世話なんだけど。

 なんで複雑な気持ちになるんだろう。やはり職業には貴賤があり、賤しい方の職だと思っているから?感染症や暴力を被る可能性が他の職業より高いと思われるから?同様の事象に対するコメントは悲喜交々人によるけれど悲に近いものが圧倒的に多いから、このように感じているのはそんなに珍しいことではなさそうだ。ということはなんらかの社会的通念の影響を受けているのだろうか。だとして、なぜ自分がショックなのかは、はっきりしないのだけれど。

 彼女がこの先どうか幸福でありますように。